3DCGソフトウェアでも人気の「Blender」が快適に利用できるクリエイター向けノートPCについて調べてみました。
「Blender」におすすめなノートPC
調査した結果はから「Blender」におすすめのノートPCを標準モデル、高性能モデルからご紹介。
「Blender」おすすめノートPC 3選
DAIV R4-I7G50WT-A
メモリは16GBとクリエイティブ作業を行うには少し不安なため、メモリは32GB以上へカスタイマイズしておくと良いでしょう。
また、SSDが2つ搭載可能なため、データ保存用に追加しておくのも良いですね。
イラストや写真加工だけでなく、Blenderといった3DCGやAdobe Premiereといった動画編集にの入門機としても十分な性能です。
DAIV S4-I7G60CB-B
sRGB比100%の14型フルHD液晶ディスプレイを登載しており、バッテリーも13.5時間と長時間持つのは良いのですが、
重量が1.78kgと持ち運ぶには少し重めです。
メモリは32GB、記憶装置は1TBと十分で、動画編集や3DCGにも十分な性能ですので、高性能な持ち運び用ノートPCを
探している方だけでなく、コンパクトなモデルを探している方にもおすすめなノートPCです。
DAIV N6-I9G90BK-A
ノートPCとしては、かなり高性能でメモリも最大64GBと4K動画や高精度の3DCGも快適に動作します。
重量は2.44kgと重いのでデスクトップPCでなくノートPCで高性能なPCを探している方向けです。
Blenderに必要な必須・推奨スペック
まず、公式サイトより必須スペックと推奨スペックを見ておきます。
「Blender」の公式必須・推奨スペック
必須スペック 推奨スペック CPU 64-bit quad core CPU with SSE2 support 64-bit eight core CPU メモリ 4 GB RAM 32 GB RAM ディスプレイ Full HD display 2560×1440 display 入力デバイス Mouse, trackpad or pen+tablet Three button mouse or pen+tablet グラフィックス Graphics card with 1 GB RAM, OpenGL 3.3
Less than 10 year oldGraphics card with 8 GB RAM
「Blender」の実推奨スペック
公式サイトから推奨スペックを確認しましたが、これを現在販売されているパソコンに読み変えます。
必須構成 | 推奨構成 | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5以上 | Intel Core i7以上 |
メモリ | 8GB以上 | 32GB以上 |
ディスプレイ | Full HD display | 2560×1440 display |
入力デバイス | Mouse, trackpad or pen+tablet | Three button mouse or pen+tablet |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX 350以上 | NVIDIA Geforce RTX 3060以上 |
上から導き出された推奨スペックは、以下のとおり。
CPU | Intel Core i7以上 |
---|---|
メモリ | 32GB以上 |
グラフィックス | Geforce RTX 3060以上 |
結果、上記の組み合わせぐらいが実際の選択肢になります。
本格的な作業を考えると、グラフィックス性能を一番に優先しましょう。
「Blender」ベンチマーク結果
公式サイトから専用グラフィックス別の性能を確認しておきます。
専用グラフィックス別ベンチマーク結果


GeForce GTX 1660 Ti Blender_CUDA
Blender CUDA(BMW27) | |
専用グラフィックス名 | 描画時間(秒) |
---|---|
GeForce MX 350 | 7m32s |
GeForce GTX 1650 | 2m21s |
Quadro T2000 with Max-Q Design | 2m13s |
GeForce GTX 1650 Ti | 2m19s |
GeForce GTX 1660 | 95.0172 |
GeForce RTX 3050 | 1m10s |
GeForce RTX 3060 | 44s |
GeForce RTX 3070 | 32s |
GeForce RTX 3080 | 28s |
専用グラフィックスの価格と性能のバランスを考えると、「GeForce RTX 3060」以上がおすすめです。
CPU別ベンチマーク結果


Intel Core i5-8265U(Blender_CPU)
Blender CPU(BMW27) | |
CPU名 | 描画時間(秒) |
---|---|
Intel Core i5-8265U | 705.694 |
AMD Ryzen 5 3500U | 638.889 |
Intel Core i7-9750H | 353.007 |
Intel Core i7-10750H | 304.468 |
AMD Ryzen 7 4800U | 234.013 |
CPUの性能はどうしてもデスクトップ用CPUに劣ります。
そのため、Intel Core i7やAMD Ryzen 7などを選んで全体的な速度を上げつつ、高性能なグラフィックスで描画を担当させると安価で快適な専用グラフィックスを搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
Blender推奨ノートPC(パソコン工房)
iiyama SENSE-16FX154-i7-PLSX [Windows 11 Home]
メモリは16GB、記憶装置は512GBなのでメモリは32GBまでカスタマイズはしておきたいところ。
余裕があれば記憶装置を1TBに変更しつつ、デュアルストレージとしてデータ保存用のSSDを追加すると快適になります。
そこまですれば、動画編集や3DCGの入門機としても十分余裕があります。
iiyama SENSE-16FX163-i7-RM1X [Windows 11 Home]
16型WUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイを登載しており、しかしバッテリーも約4.5時間と短いのは残念ですし、
重量が2.52kgと持ち運ぶには重めです。
メモリは32GB、記憶装置は1TBと十分で、動画編集や3DCGにも十分な性能ですので、高性能な持ち運び用ノートPCを
探している方だけでなく、性能と価格のバランスの良いを探している方にもおすすめなノートPCです。
iiyama SENSE-15WR173-i7-TLX [Windows 11 Home]
ノートPCとしてはかなり高性能で、動画や3DCGも快適に動作します。
重量は2.4kgと重いのでデスクトップPCでなくノートPCで高性能なPCを探している方向けです。
iiyama SENSE-17WG181-i7-VLSX [Windows 11 Home]
ノートPCとしては、かなり高性能でメモリも最大64GBと4K動画や高精度の3DCGも快適に動作します。
重量は3.44kgと重いのでデスクトップPCでなくノートPCで高性能なPCを探している方向けです。
Blender推奨ノートPC(マウスコンピューター)
マウスコンピューターでは「DAIV」というクリエイター向けブランドを展開しています。
実際利用した限りでは、高性能で高いレベルでバランスがとれています。
DAIV R4-I7G50WT-A
DAIV R4-I7G50WT-Aのおすすめポイント
☑Thunderbolt 4ポート搭載
☑100万画素 (Windows Hello 顔認証カメラ搭載) Webカメラ
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大)約 10時間
☑14型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / 60Hz対応)
☑決済日より約3営業日で出荷
Adobe Lightroom ClassicでのRAWデータ500枚の書き出し時間では約28秒作業時間を短縮
14インチのノートPCとして、キーボードにはテンキーがない標準的なモデルで、矢印キーの上下キーPageUpとPageDownキーが配置されている点。
入出力端子として特徴的なのは、「Thunderbolt4」を搭載しており、ドックといった機器を利用すればさらに複数の機器と接続可能です。
また、「USB PowerDelivery機能」に対応しており、ACアダプターがなくても充電できて便利。
重量は1.42kgと14インチと標準的ですが持ち運び用のノートPCとしてもおすすめです。
DAIV Z6-I7G50SR-A
DAIV Z6-I7G50SR-A
☑前面:200万画素 (Windows Hello対応)
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大)約 14.5時間
☑16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
☑決済日より約3営業日で出荷
旧世代ですがCPUの性能はノート用としては十分高性能。
標準で搭載されているSSDもNVMe Gen4×4 M.2 SSDを搭載されおり十分高速です。さらに、NVMe M.2 SSDを追加しのデュアルストレージといった構成も可能です。
Adobe Premire Proを使用した8K→2Kの変換作業では約68.2%、Adobe Photoshop でのニューラルフィルター適用では約76.9%作業時間を短縮
Photoshopやクリスタ、Lightroom Classicといったイラストや写真加工だけでなく、Premiere ProやBlenderといった動画編集や3DCGの入門機としても十分な性能です。
DAIV S4-I7G60CB-B
DAIV S4-I7G60CB-Bのポイント
☑1TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD搭載
☑100万画素 Webカメラ
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大) 約 13.5時間
☑決済日より約3営業日で出荷
☑送料無料
sRGB比100%の14型フルHD液晶ディスプレイを登載しており、バッテリーも13.5時間と長時間持つのは良いのですが、重量が1.78kgと持ち運ぶには少し重めです。
オプション品のUSB PD対応 AC充電器が選択できるので持ち運びを考えるとカスタマイズし追加追加しておくと良いでしょう。
また、据え置きで利用するならノートPC用クーラーを追加しておくことをお勧めします。
DAIV Z6-I7G60SR-A
DAIV Z6-I7G60SR-A
☑前面:200万画素 (Windows Hello対応)
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大)約 16時間
☑16型 液晶パネル (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応)
☑決済日より約3営業日で出荷
旧世代ですがCPUの性能はノート用としては十分高性能。
標準で搭載されているSSDもNVMe Gen4×4 M.2 SSDを搭載されおり十分高速です。さらに、NVMe M.2 SSDを追加しのデュアルストレージといった構成も可能です。
Adobe Premire Proを使用した8K→2Kの変換作業では約68.2%、Adobe Photoshop でのニューラルフィルター適用では約76.9%作業時間を短縮
Photoshopやクリスタ、Lightroom Classicといったイラストや写真加工だけでなく、動画編集や3DCGの本格的な作業も十分な性能です。
DAIV Z6-I9G70SR-A
DAIV Z6-I9G70SR-A
☑100万画素 (Windows Hello 顔認証カメラ搭載) Webカメラ
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大)約 7.5時間
☑sRGB比換算約100%
☑決済日より約3営業日で出荷
CPUの性能はかなり高性能。
標準で搭載されているSSDもNVMe Gen4×4 M.2 SSDを搭載されおり十分高速です。さらに、NVMe M.2 SSDを追加しのデュアルストレージといった構成も可能です。
専用グラフィックスはBlender Benchmarkによる、グラフィックスパフォーマンスにおいては、従来製品に比べ最大で39.4%向上しています。
グラフィックデザインだけでなく3DCGや動画編集をする方でも十分満足いく性能で、悩んだ場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
DAIV N6-I9G90BK-A
DAIV N6-I9G90BK-A
☑200万画素 (Windows Hello 顔認証カメラ搭載) Webカメラ
☑動作時間(標準バッテリー使用時最大)約 8時間
☑sRGB比換算約100%
☑決済日より約3営業日で出荷
CPUの性能はかなりデスクトップ用CPUと比較しても十分高性能。
標準で搭載されているSSDもNVMe Gen4×4 M.2 SSDを搭載されおり十分高速です。容量も1TBと十分。メモリも64GB
旧モデルと比較してもAdobe Premiere Proでの4K動画をフルHDに変換する際の時間は2分36秒短縮、Autodesk ReCapでの約20GBの点群データの変換速度比較では12分18秒短縮。
グラフィックデザインだけでなく3DCGや動画編集をする方でも十分満足いく性能で、悩んだ場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
Blender推奨ノートPC(日本HP)
HP ZBook Power 15.6 inch G10 / A Mobile Workstation(Intel Core搭載モデル)
メモリは最大128GBと大きく、NVIDIA RTX A500/A1000 Laptopを搭載したモデルでは2DCADやイラスト写真加工にお勧めですし、さらに上位のNVIDIA RTX A2000 Laptop以上では、
3DCGや動画編集、さらに3DCADも快適なモデルです。
HP ZBook Power 15.6 inch G10 / A Mobile Workstation(AMD Ryzen搭載モデル)
Intel Core i搭載モデルと比較し、選択できるグラフィックスの種類が少ないですが、同モデルと比較しても価格が抑えられており、コスパの高いのが特徴です。
HP ZBook Fury 16 G10 Mobile Workstation
メモリは最大128GBと大きく、NVIDIA RTX A1000 Laptopを搭載したモデルでは2DCADやイラスト写真加工にお勧めですし、さらに上位のNVIDIA RTX A2000 Laptop以上では、
3DCGや動画編集も快適なモデルです。
HP ENVY 16-h1000
メモリは最新のDDR5と高速で32GBと十分ですが、最大容量が32GBと増やすことができないのは残念。
記憶装置は1TBと十分。マウスにワイヤレスマウスが搭載されているのはうれしいところです。
HP ZBook Studio 16 G10 Mobile Workstation(NVIDIA RTX Aシリーズ搭載モデル)
メモリはすべてデュアルチャネルになっており、最大64GBと十分。セキュリティに配慮されており指紋認証センサーが搭載されているのもポイント
記憶装置も1TBからと十分です。
HP ZBook Studio 16 G10 Mobile Workstation(クリエイターモデル)(NVIDIA GeForce RTX搭載)
搭載されているGeForce RTX 4070 Laptopでは、3DCGや動画編集も快適にこなせるモデルです。
Blender推奨ノートPC(Lenovo)
Legion 570 Pro
ゲーム用ですが、メモリは16GBと十分ですし、本格的なクリエイティブ作業を行うなら、メモリ32GB以上へカスタマイズしたいところです。
カスタマイズ不可なのが残念ですが、急いでいる方向け。
ThinkPad P1 Gen 5(第12世代インテル)
ディスプレイには、キャリブレーション済みで、NVIDIA Studio 認定製品というのもポイントです。
メモリは16GBとクリエイティブ作業を行うには少し不安なため、メモリは32GB以上へカスタイマイズしておくと良いでしょう。
また、SSDが2つ搭載可能なため、データ保存用に追加しておくのも良いですね。
イラストや写真加工だけでなく、Blenderといった3DCGやAdobe Premiereといった動画編集にの入門機としても十分な性能です。
最後に
DAIV R4-I7G50WT-A
メモリは16GBとクリエイティブ作業を行うには少し不安なため、メモリは32GB以上へカスタイマイズしておくと良いでしょう。
また、SSDが2つ搭載可能なため、データ保存用に追加しておくのも良いですね。
イラストや写真加工だけでなく、Blenderといった3DCGやAdobe Premiereといった動画編集にの入門機としても十分な性能です。
DAIV S4-I7G60CB-B
sRGB比100%の14型フルHD液晶ディスプレイを登載しており、バッテリーも13.5時間と長時間持つのは良いのですが、
重量が1.78kgと持ち運ぶには少し重めです。
メモリは32GB、記憶装置は1TBと十分で、動画編集や3DCGにも十分な性能ですので、高性能な持ち運び用ノートPCを
探している方だけでなく、コンパクトなモデルを探している方にもおすすめなノートPCです。
DAIV N6-I9G90BK-A
ノートPCとしては、かなり高性能でメモリも最大64GBと4K動画や高精度の3DCGも快適に動作します。
重量は2.44kgと重いのでデスクトップPCでなくノートPCで高性能なPCを探している方向けです。